WIP版『朗読 原爆詩集』開催決定!
ー身体性と即興性をもち[言葉の楽譜]を奏でるー

声の可能性を信じ、朗読劇ならではの表現を模索し続け、2011年に言葉の楽譜は完成した。
「朗読なのに映像が視える」
この表現を多くの語り手にシェアしたいーー、これがワークショップを続けている動機である。

稽古から本番までの工程を公開するワークインプログレス。
参加者の殆どが「言葉の楽譜」初挑戦の中で初めて開催された2018年5月、参加者の驚異的な熱量と集中力によって、実質約12時間の稽古で充分な成果をあげることができた。

テキストは、2017年上演時「まるでこの表現のために書かれた詩のようだ」という声もいただいた『朗読 原爆詩集』。
峠三吉の詩集を原作に、高橋が言葉の楽譜化したものである。
「イメージ映像として動き続ける」演出手法は、昨年の『眼球綺譚/再生』でも用いた。
来年の秋に予定している、能の題材を現代語の朗読劇にする公演の演出プランにも組み込まれている。


私は声の可能性を信じている。
俳優の身体に内包された熱量を信じている。
idenshi195では、確かな技術と表現力を以って、己の存在感のみで空間を支配し「声の力で映像を視せる」ことを語り手に求めている。
この夏、峠三吉が想像力をもって綴った思いを、みずみずしい想像力をもった俳優たちとともに『朗読 原爆詩集』つくり上げたいと思う。
ぜひ多くの方にチャレンジしていただきたい。


なお今回は、2017年『潮騒の祈り』2019年『眼球綺譚/再生』に出演の大島朋恵さんをゲストにお招きし、高橋とともに現場を牽引していただくことにした。
WS /WIP参加者の中から、未来の出演者に出会えることを心から願っている。

idenshi195主宰 高橋郁子


■ゲスト出演
大島 朋恵
(おおしま ともえ)

月蝕歌劇団と虚飾集団廻天百眼で育ち、 現在は、りくろあれ主宰。空間を捉える身体表現的なアプローチを得意とする舞台俳優。


【直近の主な活動】

idenshi195 舞台版『眼球綺譚/再生』(「眼球綺譚」美都子 役)/新宿眼科画廊
舞台芸術創造機関SAI『MODERN NOH PLAYS-卒塔婆小町-』(老婆 役)/アトリエⅢプレイズ

虚飾集団廻天百眼『闇を蒔く ~屍と書物と悪辣異端審問官~』(ニーナ 役)/ザムザ阿佐谷
激嬢ユニットバス『HOTEL孔雀』(座敷童  役)/池袋GEKIBA


■idenshi195紹介■
idenshi195 とは、アニメ『聖闘士星矢 セインティア翔』『モノノ怪』『青の祓魔師』『スタミュ』などを手がけた脚本家、高橋郁子による朗読劇ユニット。
独自の脚本[言葉の楽譜]と、語り手の「声」に宿る力を最大限に生かす演出で、立体的な朗読空間を創り上げる。

これまでに、文化放送主催公演にてオリジナル作『潮騒の祈り』、峠三吉の詩を原作とする『朗読 原爆詩集』、綾辻行人の小説を原作とする『眼球綺譚/再生』などを上演。[映像が視える朗読劇]として話題となる。言葉の楽譜による朗読劇の普及を目指し、出演者を固定化しないプロデュース公演を続けている。


言葉の楽譜を奏でた主な方々(五十音・敬称略)
紅日毬子・生田輝・甲斐田裕子・陰山真寿美・河合龍之介・KENN・こもだまり・沢城みゆき・津田健次郎・東野醒子・春名風花・柊瑠美・平田広明・槙尾ユウスケ・美斉津恵友・遊佐浩二・渡辺大輔


朗読 原爆詩集
-PEACE HIROSHIMA2017『朗読 原爆詩集』-
ここから先は、参加を希望される方用のご案内となります。
ご応募ありがとうございました! プレイヤーの受付は終了しました。

見学
を希望される方は →こちら

日程:2019年8月5日(月)〜7日(水)
※詳細はタイムスケジュールを参照のこと

会場SCOOL
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀 3-33-6 三京ユニオンビル 5F
※三鷹駅南口・中央通り直進3分、右手にある「おもちゃのふぢや」ビル5階

費用:15,000円(テキスト代含む)
★上演時ギャラあり:チケットバック制(500円/1枚目〜)

定員:A-B組合計12名

 

【タイムスケジュール及びワーク内容】
●8月5日(月) 基礎編
13:00-16:00 [A組]

17:30-20:30 [B組]
・idenshi195流の朗読についての理念をシェア
・実践=言葉の楽譜を奏でる

●8月6日(火) 表現編
13:00-16:00 [A組]

17:30-20:30 [B組]
・言葉に身体性を持つ
・7月WSを踏まえ、即興性をもち空間、共演者、観客と繋がりながら楽譜を奏でる
※本番を想定し、本公演と同様の稽古を行います

●8月7日(水) 本番
12:00-18:00 合同ワーク・ゲネプロ
19:00-20:15 上演(衣装着用) ※本編後のトークコーナーを含む
20:30-21:30 懇親会  

■参加条件
・7月の特別ワークショップに参加された方
・3日間を通して参加できる方
・自分の語りによって「観客の心を震わせるのだ」また「その表現を掴むのだ」等、表現者としての自覚及び明確な目的がある方
・特別ワークショップでの取り組みにより、本番出演に耐えうる実力、精神力があると認められた方
※劇団・事務所に所属の方、及び未成年の方は、それぞれ事前に許可を取った上でお申し込みください。

【特別WS終了後から、WIP参加までの流れ】
・ご参加いただく方には、7月26日までに詳細をメールにてご案内します。
A組、B組の割り振り(配役)は、声のバランスによって決定します。ご了承ください。
・7月31日までに参加費をお振込ください。
・入金確認を持って受付完了となります。
※領収証の発行はいたしません。お振込控えを保管してください。